蛍光灯点灯タイプ確認方法

蛍光灯のLED化を考える場合、まずは現在使用されている蛍光灯がどんなものなのかを正しく認識することが必要になります。

というのも、点灯方式、カタチ、長さ、明るさや光の色など、さまざまなタイプの蛍光灯が存在するからです。

確認方法のフロー

蛍光灯をLEDにする相談を受ける際、おおよそ下記の情報を確認できると、置き換えとなるLEDランプを見つけやすくなります。

カタチを確認

ランプのカタチが直管、丸管、その他のどれになるか確認します。
一般定期に、直管タイプが一番種類が多く対象となるLEDも様々あるため直管であるかどうかがとても重要です。

点灯方式を確認

スタータ形、ラピッドスタート形、高周波点灯形のどれかを確認します。

型番のはじまり 点灯方式
FL スタータ形
FLR ラピッドスタート形
FHF インバータ形

長さを確認し形を特定します。

下記は直管の場合です

長さ(mm)
4形 134.5
6形 210.5
8形 287
10形 330
15形 435
20形 580
30形 630
32形 830
35形 1000
40形 1198
110形 2367

用途を確認

色比較・検査用、クリーンルーム用、生鮮食品展示用などのように、特殊用途向けにつくられている蛍光灯をLEDにする際は別途確認する必要があります。現在使用されている蛍光灯が特殊用途でないかどうかをご確認ください。

光色を確認

ランプ型番における光色の表記は下記が代表的です。

型番表記
昼光色 EX-D ED
昼白色 EX-N EN
白色 EX-W EW
温白色 EX-WW EWW
電球色 EX-L EL

交換できるLEDを特定

蛍光灯の品番表示について

蛍光灯にはいろんな種類がありますが、型番をみればどんな蛍光灯なのかを特定することができます。
下記はパナソニック社(旧ナショナル)のランプ型番確認表です。日本のランプメーカーは若干の違いはあるものの、ほぼ、パナソニック社の型番と同じ表がされております。

蛍光灯型番確認方法

蛍光灯型番確認方法

スタータ形について

スタータ形蛍光灯点灯回路

一般にスタータ形の回路は安定器とグロースタータにより構成されています。

電源が入ると安定器→フィラメント→グロースタータ→フィラメントの回路に電流が流れ、フィラメントが加熱されます。ここでグロースタータが動作し、上記回路を切ります。このときランプ両端のフィラメント間に高い電圧(千数百ボルト)のパルス電圧が発生し、放電が開始(ランプ点灯)します。この放電により流れる電流は安定器により規制されます。

ラピッドスタート形

ラピッドスタート形蛍光灯点灯回路

この方式はグロースタータがなくてもランプが始動(放電)できるよう点灯回路とランプに工夫がされています。点灯回路にはランプ両端のフィラメントを加熱するための回路が設けられています。

ランプ両端のフィラメント間に40形ランプでは200V以上の電圧が供給されるように設計されています。

電源が入るとフィラメントが予熱(加熱)され、ランプ両端に200V以上の電圧が供給されます。ここでラピッドスタート形蛍光ランプは主にランプのガラス管内面に導電性被膜を形成してありますのでスタータ形より低い電圧で始動(放電)を開始することができます(M形と称するタイプ)。またラピッドスタート形蛍光ランプには他にガラス管外面にシリコーンなどのはっ水処理をして、外部に始動補助導体を必要とするタイプなどもあります。(主に高出力形のランプタイプでA形と称するタイプ)

インバータ式

蛍光灯を高周波で点灯させるための回路が組まれており、安定器から1本のランプへは4本の配線でつながります。予熱電流、イグニッション電流、点灯時の電流を電子回路で制御するため、スタータ形のように点灯管やラピッドスタート形のようにランプに特殊な加工をしなくても点灯することができます。

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